コーワ デジスコ ワールド -KOWA DIGISCO WORLD-
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あの気になるデジタルカメラはデジスコで使えるのか?ケラレ、画質、使い勝手など評価します。
第9回 CASIO EXILIM PRO EX-F1
作例は下記機材で撮影しています。
作例撮影機材 スコープ KOWA TSN-884 PROMINAR
アダプター KOWA TSN-VA2
カメラ CASIO EXILIM PRO EX-F1
アダプターリング KOWA TSN-AR62
コンバーターリング KOWA TSN-VA2-CR
ユニバーサルマウントシステム KOWA TSN-DA3
取材協力 : 菅原安氏(映像作家)
CASIO EXILIM EX-F1
レポート
1.デジタルカメラ概要
使用アクセサリー デジタルカメラ概要1

発売日:2008年3月28日

CASIO EXILIM PRO EX-F1 製品情報
(メーカーHP)

http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_f1/

秒間60コマ超高速連写(600万画素)、フルハイビジョン撮影、1200コマ/秒のハイスピード撮影も可能と、瞬間を捉える為に生まれてきたようなカシオのEX-F1で、デジスコ&ビデスコの両方を徹底的にテストしてみました。
EX-F1の特徴は何と言っても連写特性でしょう。
秒間60コマとはビデオと同等のフィールドレート、いわばビデオからお気に入りの瞬間を“600万画素”の高画質で切り出せると言うこと。
同時に、“パスト連写”という機能を使えば、無敵とも思えるシューティングが可能になります。
“パスト連写”とはシャッターを押す1秒前から記録し続けている機能で、例えば鳥が飛び立つ瞬間を狙う時、飛び立ってから1秒以内にレリーズすれば、必ず飛び立つ瞬間は撮れているという魔法のような機能です。
更にこの機能を自動でおこなう“ムーブアウト連写”という機能もあり、瞬間を捉える全ての機能が搭載されているようなカメラが、EXILIM PRO EX-F1と言えるでしょう。
今回はこれらの機能を活用したデジスコの撮影方法を、順を追って説明していきましょう。

今回の組合せは、スポッティングスコープがコーワの「TSN-884 PROMINAR」、フォト&ビデオアダプターが「TSN-VA2」という組合せです。
「TSN-VA1」は残念ながらスチル・モードでは、ケラレ具合が大きく出るため不向きでしょう。
但しビデオ・モードでは「TSN-VA1」でもケラレを気にせず使用することが可能でした。
「TSN-884」と「TSN‐VA2」の接続にコンバーターリング「TSN-VA2-CR」、「TSN-VA2」とEX-F1の接続に「TSN-AR58」と62o→58oステップダウンリング(用品メーカーから販売されている)が必要となりますが、5月上旬にはEX−F1にそのまま接続できる「TSN-AR62」が発売予定(希望小売価格\2,625)とのこと。
それとユニバーサルマウントシステム「TSN-DA3st/TSN-DA3」も必要ですが、これも近々EX-F1専用の軽量コンパクト・タイプのものが発売されるようです。

作例1 作例2
2.DMX-HD1000 仕様
  スチル ムービー
撮像素子 1/1.8型CMOS  総画素数:660万画素
有効画素数 600万画素
記録媒体 SDメモリーカード
記録画像フォーマット RAW・JPEG MOV(H.264/AVC準拠)
記録画素数
6M : 2816 × 2112  
2816 × 1872 (3:2)
2816 × 1584 (16:9)
4M : 2304 × 1728  
2048 × 1536  
1600 × 1200  
VGA : 640 × 480  
HD : 1920 × 1080 (FHD / 60 fields/s)
1280 × 720 (HD / 30 fps)
SD : 640 × 480 (30 fps)
ハイスピード : 512 × 384 (300 fps、30-300 fps)
432 × 192 (600 fps)
336 × 96 (1200 fps)
レンズ 12倍 f=7.3〜87.6mm (35mm判換算:約36〜432mm) F2.7(W)〜F4.6(T)
露出制御 プログラムAE / A(絞り優先) / S(シャッター優先)/ M(マニュアル)
露出補正 -2EV〜+2EV(1/3EV単位)
音声 内臓ステレオマイク 内臓ステレオマイク
インターフェイス コンポジットAV端子/HDMI™ output(ミニ) /外部マイク入力端子(プラグインパワー)
外部電源端子/USBハイスピード対応
電池寿命 撮影枚数(CIPA規格準拠) 約520枚
サイズ 127.7(W)×79.6(H)×130.1(D)mm
重量 約671g(本体のみ)
記録枚数(8GB当り)
記録時間(8GB当り)
サイズ 高精細 標準 エコノミー
2816×2112 2116枚 4088枚 5944枚
2816×1872 2560枚 4656枚 6784枚
2816×1584 2776枚 5024枚 7584枚
2304×1728 3088枚 5520枚 8592枚
1600×1200 6136枚 9792枚 16456枚
640×480 23440枚 40720枚 55840枚
FHD: 約1時間13分
HD: 約2時間6分
SD: 約5時間57分
HS300: 約58分
HS600: 約58分
HS1200: 約58分
けられ

2.DMX-HD1000 仕様
    (焦点距離は35mmフィルムカメラ換算)

EX-F1本体のみテレ端 VA2 43mm VA2 75mm VA2 93mm VA2 100mm
EX-F1本体のみテレ端 VA2 43mm VA2 75mm VA2 93mm VA2 100mm
VA2 150mm VA2 200mm VA2 300mm VA2 400mm VA2 432mm
VA2 150mm VA2 200mm VA2 300mm VA2 400mm VA2 432mm

スチル・モードでは100oがケラレない安全圏。93oでもバックの雰囲気によっては使用可能でしょう。
大口径レンズとの組合せとなるので、空バックのような状況時や拡大率が低いときに周辺減光が若干気になりますが、使用頻度の多い200o以上の領域や樹木バックでは問題なく使えます。
カメラと「TSN-VA2」のクリアランス(アダプターとカメラの距離)は、100o前後の時は離した方が良好で200o以後は逆に最短近くまで縮めた方がより良く、EX-F1でのデジスコ撮影は、こまめなクリアランス調整が美しい作品を撮るコツと言えるでしょう。

2.DMX-HD1000 仕様
    (焦点距離は35mmフィルムカメラ換算)

EX-F1本体のみテレ端 VA2 75mm VA2 80mm VA2 93mm VA2 100mm
EX-F1本体のみテレ端 VA2 75mm VA2 80mm VA2 93mm VA2 100mm
VA2 150mm VA2 200mm VA2 300mm VA2 400mm VA2 432mm
VA2 150mm VA2 200mm VA2 300mm VA2 400mm VA2 432mm

ビデオ・モードでは画像の中心近くから切り出しているので、75oからケラレのない映像が得られます。
周辺減光もほとんど気にならないレベルなので、ビデオ撮影では非常に扱いやすい特性のレンズと言えます。
「TSN-VA1」では65oから撮影可能で、拡大率が9.5倍(TSN-880/770使用時)と低めに設定されているので、環境を入れ込んだ画作りも可能となります。

パスト連写の威力は?
*パスト連写から抜粋
パスト連写1 パスト連写2 パスト連写3 パスト連写4 パスト連写5 パスト連写6
パスト連写7 パスト連写8 パスト連写9 パスト連写10 パスト連写11 パスト連写12

決定的瞬間を撮り逃さない“パスト連写”。
カワセミのハンティング撮影では、シャッターを半押しにして(パスト連写スタンバイ状態)で待機。
カワセミが「あっ!飛び込んだ」と確認してからシャッターを押す。
これがパスト連写撮影法です。今まで手に汗握っていた撮影が、誰でも簡単にしかも確実に撮影できてしまいます。

撮影終了後、SDメモリーカードへの転送スピードは、6M(2816 x 2112)撮影のJPEG・60枚で約25秒前後なので、思ったより転送スピードは早いでしょう。
でも次のチャンスを気にしていると、ちょっと長く感じられてしまうことも・・・。
連写系のモードで撮影されたDATAはグループごとにまとめられているので、撮影後、再生モードでの閲覧では、決定的瞬間や不要なカットを簡単に見つけだすことできます。
*お気に入りの1枚をセレクト
パスト連写 ベストショット
撮影DETA: TSN-884・TSN-VA2・EX-F1
1/500 F3.0 ISO 200
*撮影後の液晶画面
撮影後の液晶画面1
撮影に成功したら迷わず“全画像保存”
撮影後の液晶画面2
転送時間は25秒前後
 
*再生画面
再生画面1
連写系DATAはグループごとにまとめられている
再生画面2
SETボタンを押すと、ムービーのように動き出すのは感動もの。正逆コマ送り再生も出来るので簡単に目的のカットを選べる。
再生画面3
不要なカットを見つけたら消去。すぐ上にグループ内全消去があるので、操作は慎重に!
デジタル撮影の威力は?
EX-F1にはパスト連写だけではなく、野鳥撮影に役立つ便利な機能が他にも沢山あります。
野鳥撮影では目当ての鳥の行動パターンや、いつも止まる枝や石は大体決まっていることが多いので、そこに照準を合わせて撮影しているというパターンも多いのでは?
そんな時、前述した“パスト連写”でも“飛びつき”・“飛び出し”は確実に撮影可能ですが、“ムーブイン/ムーブアウト連写”という機能を使えば、自動的にカメラが鳥の動きに合わせて、秒間60コマで撮影してくれます。
設定した枠内に被写体が入るとレリーズされるのが“ムーブイン連写”、被写体が枠から出るとレリーズされるのが“ムーブアウト連写”どちらも画像を常に1秒間分蓄積し続けているので、タイムラグなどの写し損ないはありません。それどころか“ムーブイン”では飛びつき前から記録されるので、着地寸前の羽根の開いた瞬間を、ほぼ確実に撮影できてしまいます。
“ムーブアウト”も飛び出した前後を記録しているので、こちらも撮り逃しはありません。他にも“デジタル流し撮り”、“デジタル手ブレ補正”など今まで考えられないような撮影も可能としています。
撮影後の液晶画面1
ベストショット・モードは気軽に撮影するプログラムAEをGUI感覚で選べるモードですが、デジタル系の優れた機能はこの中にかくれています。
撮影後の液晶画面1
この画像だけで何をする機能かおわかりでしょう。操作はレリーズを半押してAuto表示が出たらレリーズ。後は被写体が枠内に入ってくるのを待つだけ。
撮影後の液晶画面1
操作方法はムーブインとまったく同じ。枠内で被写体がどんなに動いてもレリーズされず、体が半分以上出たところで撮影される。テスト時、誤動作はまったくなかった
撮影後の液晶画面1
通常の手ブレ補正では不可能なスローシャッターで効果を発揮する。被写体は静止物に限られるが、超望遠での暗い時、試してみたい効果。
撮影後の液晶画面1
デジタル手ブレ補正の発展型?今回は試せなかったが、マニアックな流し撮りがどこまで可能か挑戦してみたくなるモード。
 
全方位動画機能の威力は?
フルハイビジョン撮影、秒間1200/600/300コマのハイスピード撮影と、スチル・カメラのオマケ機能とは言えない本格的な仕様。
特にハイスピード撮影は、ファミリー向けの240コマ/秒のビデオカメラは存在していましたが、1200コマ/秒は次元が違う値。(ただし、画像サイズ・画質ともかなり制約されてしまいます。)
300コマ=512 × 384 、600コマ=432 × 192、1200コマ= 336 × 96と、ちょっと拍子抜けしてしまう画像サイズと思われるでしょうが、ハイスピードには一度体験したら画像サイズを忘れてしまう程インパクトがあります。
鳥の羽ばたきなどのごく普通の見慣れた風景も、まったく違うモノに見えるでしょう。
特に水モノ系では面白い効果が発揮されるので、水鳥の撮影ではぜひ挑戦してみたい効果でしょう。
フルハイビジョン=1920×1080という高精細動画。
以前では考えられない高精細動画が、スチル・カメラに搭載されていることに驚いています。
今回のテスト機は試作機の初期段階なので、画質はこれからもっとブラッシュアップされるでしょう。
使い勝手の上で、何よりもスチル撮影とムービー撮影がシームレスで移れるというのが魅力です。
動画撮影中に映像に影響を与えることなく、スチル撮影できるということは、写真もビデオも同時に撮れてしまうということで、チャンスの少ない野鳥撮影では本当に助かる仕様と言えるでしょう。
を押すと、作例(動画)を見ることができます。
 

ハイスピード撮影 300fps (512×384)
撮影機材:TSN-884・TSN-VA2
瞬間を捉えるだけがハイスピード撮影ではないでしょう。雪や雨が降りしきる様子も、ハイスピード撮影ではメルヘンチックな雰囲気になります。 ハイスピード撮影の真骨頂、瞬間系ですが静止画ではただの瞬間写真に見えてしまうのは残念!

フルハイビジョン撮影 1920×1080i
撮影機材:TSN-884・TSN-VA2
カメラのダイナミックレンジを見るのに逆光撮影はいつもチェックしている。最近のカメラはデジタル的に暗部をアップしているので、このような状況でも黒つぶれしない良好なカットが撮れる。 コハクチョウの飛翔。フォローショットでの飛翔撮影はHD動画では実はキツイ被写体。目まぐるしく変わるバックはMPEG圧縮では苦手とするところだが、なんとか表現してくれている。
被写体まで15mの距離。広角側75oでの撮影。上記のカメラとは違う後期のバージョンで撮影。解像度だけではなく階調表現も良くなった。 スチルでは空気の揺らぎの少ない1カットでOKとするところだが、動画では連続的に変化するので、空気が落ち着いた時しかテレ端では撮影できない。この画像は若干揺らぎが出ているがHD映像として合格点。
画質
シメ
シメ
撮影機材:TSN-884・TSN-VA2・EX-F1 1/50 F4.6 ISO 100
ツグミ
ツグミ
撮影機材:TSN-884・TSN-VA2・EX-F1 1/60 F3.2 ISO 100
今回の作例は試作機の初期段階と試作後期の2機種で撮影しました。
今、発売されている製品とは画質が違い、特に階調、ダイナミックレンジ(明暗の表現力)は狭く、作例は開発途上の製品での撮影であるということを考慮してご覧ください。
でも作例の画を見る限りSN(ノイズ感)は、それほど悪くなくISO400まで高画質を保っていますので、このサイズのカメラでは平均レベルの画質であるように感じます。
瞬間系の連写画像を生かすために感度が気になるところですが、2〜3月初旬の日差しではISO400で開放絞り・1/3200が限度でした。
日差しが強くなるこれからはISO200でも1/4000のシャッタースピードも可能でしょう。
作例のシメはテレ端コリメート撮影(35mm換算:6048o)・天候晴れでTSN-884とTSN-VA2使用・ISO100でF4.6(開放) 1/50という条件です。
普段コリメート撮影ではあまり使わないテレ端での撮影ですが、このシメの画はいかがでしょうか?
レンズ性能の限界を超えるコリメート撮影のテレ端で、ここまで表現できる光学特性は立派なものでしょう。
小さめのレンズでコリメート撮影には有利なビデオカメラでも、テレ端では画質的に難しいのですが、EX-F1では光量があれば実用域のレベルの画を描き出してくれるようです。
一方、ツグミの画は良好な画質が得られる焦点距離(35o換算:2100o)での撮影。
日が傾きかけた日没1時間前で、ISO100・F3.2・1/60という値。大口径特有の柔らかさとフローライト・クリスタルの光学特性が堪能できる、収差の少ない画作りを見せてくれます。
このツグミの画は、ほぼ製品レベルに近い試作機で撮ったものですが、ここに製品版の素の画像(EX-F1本体のみ)も見てみましょう。
焦点距離100oでの風景画像ですが、階調、ダイナミックレンジは格段にアップしています。解像度も600万画素とは思えないような画作りとなっているでしょう。
試作段階のツグミの画が、この製品レベルのカメラで撮っていたら、更に表現豊かな画になっていたことでしょう。
風景写真
風景写真
撮影機材:EX-F1 1/320 F7.6 ISO 100
操作性
最近の小型カメラは、誰でも確実に撮れるようオート化が進み、撮影者の意図を反映しにくいカメラが多くなっているようです。
言い換えればデジスコ撮影に相性の良いカメラが減っているということ。
EX-F1はこの風潮とは正反対の、マニュアル操作重視・硬派のカメラ。高速連写をストレス無くこなすために操作性が問われるところでしょう。
デジスコ撮影ではフォーカス性能=成功率と言えるほど重要な位置を占める部分。
EX-F1のマニュアル・フォーカス操作は、コントロールボタンでのスイッチング操作と従来のフォーカス的な操作感のファンクションリング操作の二通り。私は古い感覚なので、ファンクションリング推奨派ですが、どちらもピントを合わせ始めると液晶(ビューファインダー)の画面が拡大表示になり、ピントが合わせやすくなります。
この機能はハイビジョンムービーでは重宝していたのですが、最近のムービーでもオート化の波で減ってきている機能。
EX‐F1ではこの拡大フォーカス機能が継承されているので非常に嬉しい限り。
ただし拡大表示の時間が少し短いのが気にかかるところ。オートフォーカス性能に関しては、“顔認識”などのパターン認識技術が進んでいる現在の合焦技術は、オートでもけっこう使えるレベルにきているようです。
特に“追尾モード”では一度ロックされると、どこまでも追いかけ続けるので信頼がもてそうな機能。あとフォーカス・ブラケティングも活用したい機能でしょう。
これは合焦ポイント前後のフォーカスを一回のレリーズで3〜5枚撮影する機能。ピント移動幅も調節できるので、成功率は一気に上がるでしょう。
ファンクションリング付近 ファンクションリング設定 フォーカス・ブラケティング設定
フォーカスリング風のファンクションリング。トルク・変化量とも理想的なタッチ。 3者択一のファンクションリング設定。フォーカスを割り当てる。ズームはシャッター近くのレバー操作でOKだが、状況によっては連写fpsにも割り当てたいだろう。 この画像は5枚設定・変化量最大のもの。撮影枚数は3枚で変化量も変えられる。
露出設定は、プログラムAEから絞り優先〔A〕、シャッター優先〔S〕、マニュアルとAE補正機能もあるので撮影意図を100%反映できるので安心。ただしマニュアル時、シャッターと絞り操作はSETボタンで選んで操作するので、素早い設定には向かないかも。でもデジスコ撮影では開放絞りが基本なので、通常は絞り優先〔A〕で開放にして、AE補正とAEロックを併用すればOKでしょう。
これらの機能を監視する液晶表示ですが、撮影時・画面右側に画像サイズ、ISO感度、測光方式など撮影の基本設定が常時表示されているので、ISO設定や画像サイズを変えた時でも常に確認できるのは秀逸。
液晶パネルの明るさは周りの状況に応じて、メニューで5段階選べ、シャッター半押し時に現在の露出設定値に切り替わる。
明るい画面で構図・ピントをシビアに合わせ、半押しで露出設定確認のライブ・ビュー機能と、これも撮影成功率UPに繋がる視認体制と言えるでしょう。液晶パネルの画素数は現在の平均レベルの23万画素ですが、もう少し縦方向の解像度が欲しいと思うのは少し贅沢?色の再現性に関しては、誇張がなく自宅PCで展開した時と同じ傾向だったので、非常に信頼できるレベルと言えるでしょう。  
長期戦に及ぶ野鳥撮影で、電源の入切操作は多くなるでしょう。機種によってはズームやフォーカスが初期設定値に戻ってしまいますが、EX‐F1では、メニューのモードメモリーでフォーカス位置・ズーム位置を記憶しておく事ができます。
小さなことですがシャッターチャンスを逃さない為の重要なファクターでしょう。あとバッテリー容量も重要な項目。520枚(CIPA規格準拠)撮影可能という値は、相当長持ちする値と言えるでしょう。実際、テスト期間中は真冬と言える厳冬の時期でしたが、早朝6時半から、ほぼ電源を入れっぱなしでも15時位まで持ったので、バッテリーは2本あれば1日の撮影で使い切ると言うことはないでしょう。
モードダイヤル コントロール系統のボタン カメラ背面・液晶表示
写真撮影では、お馴染みの表記なので操作に迷うことは無い。コリメートでは〔A〕の絞り優先がオススメ。前述した“ムーブイン/アウト”などのデジタル系機能は〔BS〕のベストショット・モードのポジションにある。 各種コントロールの要的スイッチ。最近のデジカメでは定番となりつつあるレイアウトなので操作でまごつくことはないが、マニュアル露出ではSETボタンを多用するのが少し変? マニュアル重視のスイッチ群と撮影情報の視認性が良い液晶表示部。撮影領域にコントロール表示が重なっていないのはGood。背面右上部の赤丸スイッチはムービーのスタートスイッチ。ハイスピード/HD/標準などの切替もメニューからではなく、スタートスイッチ下部の機械式なので切替は楽。
さてEX-F1のもう一つの顔、ムービーの操作性はどうでしょうか?
まず、とにかく撮影するというアクションは、これ以上簡単な事はないという操作でOKです。
背面のムービー・スタートスイッチを押すだけですから。
フルハイビジョンのHDと標準画質のSTDも機械式で独立したスイッチ操作で切替OKです。あとはフォーカスも露出もオート撮影。
ムービー操作はオート・オンリーの簡単系ということで、考え方によってはOKと言えます。スチルでは隙がないと言えるほどのマニュアル操作が、HDとSTDの録画では、逆光補正しかできないというのはやっぱり残念な操作かな?
ズーム操作もスチル時では2段階だったのがスローに限定されてしまいます。
ただしハイスピード撮影では逆にマニュアル系の露出設定もできるので安心しました。
たとえ秒間300コマのハイスピードでもシャッタースピードは、1/2000以上とできるだけ速くしないと、映像表現が制限され価値が半減してしまうので、ハイスピード撮影の操作性に関して不満はほとんどないでしょう。
ただし撮影中は全設定ロックされてしまいます!でもハイスピード撮影という短時間の撮影ではそれほど影響は出ないでしょう。
総評
各方面から注目されているEXILIM PRO EX-F1。
高性能な超高速連写に目が向きがちですが、基本的な操作性もしっかり配慮されています。
短い期間ながら今回のテストでは、撮影初日から取説もなしに“パスト連写”で“決定的瞬間”の量産体制に入れたのは、快適な操作性の実証ができた結果と言えるでしょう。
おかげで4GBのSDカードでは思う存分撮影に望めないので、すぐに8GBのカードを用意したぐらいです。
超望遠で自由に動き回る鳥に狙いをつけ、即シャッターを押す。
そして、その結果に一喜一憂する。デジスコ撮影は写真撮影の中でも、シビアな性能が要求されるジャンル。
超高速連写を難なくこなすEX-F1の操作性は、デジスコ撮影を余裕でこなすことができるカメラと言えるでしょう。

  ※「CASIO」「EXILIM」はカシオ計算機株式会社の登録商標です。

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全国のサンクチュアリで、EX-F1デジスコを直接触って、撮影することができます。
是非、お近くのサンクチュアリで超高速連写、ハイスピード撮影を体験してください。
東京バードフェスティバル2008では、コーワブース内でも展示いたします。

各サンクチュアリの詳細は・・・
http://www.wbsj.org/sanctuary/about/
サンクチュアリ地図
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