コーワ デジスコ ワールド -KOWA DIGISCO WORLD-
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あの気になるデジタルカメラはデジスコで使えるのか?ケラレ、画質、使い勝手など評価します。
第8回 SANYO Xacti DMX-HD1000
作例は下記機材で撮影しています。
作例撮影機材 スコープ KOWA TSN-884 PROMINAR
アダプター KOWA TSN-VA2
カメラ SANYO Xacti DMX-HD1000
アダプターリング KOWA TSN-AR43
コンバーターリング KOWA TSN-VA2-CR
ステップアップリング 40.5mm-43mm
取材協力 : 菅原安氏(映像作家)
SANYO Xacti DMX-HD1000
レポート
1.デジタルカメラ概要

ポケットに入れて気軽に持ち運び、どこでもビデオと写真をシューティングできる超コンパクトなカメラが SANYOのザクティ(Xacti)DMX−HD1000。
動画は1920×1080のフルハイビジョン、静止画も400万画素と本体サイズからは考えられない本格的なスペックを持ち合わせています。
記録媒体はSDメモリーカードで、8GBの カードに最高画質で約1時間25分の録画が可能です。
このザクティHD1000にスコープ「TSN-884」とフォト&ビデオアダプター「TSN-VA2」を付けてハイビジョン・ビデスコに挑戦しました。
組上げは超簡単!
各種アダプターリングを付け、ねじ込むだけで完成。

今までのビデスコでは、カメラ本体の重量 からサポート用のステー(TSN-DA3st)を必要としていましたが、このザクティHD1000では、そんな心配もなく本当に 気軽なビデスコ・システムを組上げる事ができました。
ザクティHD1000のズームレンズは、6.3o〜63oの10倍ズーム、35mmスチル換算で49.7o〜497oとビデオカメラの 平均的な倍率になっています。
これにTSN-884+TSN-VA2のビデスコ・システムにすると696o〜6960oという本体サイズからは考えられない倍率になります。
もっともケラレや画質を考慮すると、1400〜5000o位がズームの 実用域となるでしょう。

発売日:2007年9月21日

SANYO Xacti DMX-HD1000 製品情報(メーカーHP)

http://www.sanyo-dsc.com/products/lineup/dmx_hd1000/index.html
使用アクセサリー デジタルカメラ概要1デジタルカメラ概要2
2.DMX-HD1000 仕様
  ムービー スチル
撮像素子 1/2.5型CMOSセンサー
カメラ有効画素数 HD(ハイビジョン)約356万画素 約400万画素
記録媒体 SDメモリーカード
記録画像フォーマット MPEG4 AVC/H264準拠 JPEG
記録画素数 Full HD:1920×1080(60i)
HD-HR :1280×720(60p)
HD-SHQ:1280×720(30p)
TV-HR :640×480(60p)
TV-SHQ :640×480(30p)
Web-SHQ:320×240(30p)
8M:3264×2488 4M-H:2288×1712(低圧縮)
4M-S:2288×1712(標準圧縮)
3.5M〔16:9〕:2496×1408
2M〔16:9〕:1920×1080  2M:1600×1200 
0.9M〔16:9〕:1280×720  0.3M:640×480
連写=4M:2288×1712 7fps
レンズ 光学10倍ズーム 焦点距離:f6.3o〜63o  F1.8〜2.5
49.7o×497o(35oスチル換算) 38o〜380o(35oスチル換算)
露出制御 P(プログラムAE)/S(シャッター優先)/A(絞り優先) /M(マニュアル)
露出補正 ±1.8EV 0.3EVステップ
音声 内臓ステレオマイク -
インターフェイス AV出力(映像:HDMI/D/Sビデオ/コンポジット)
マイク入力端子、ヘッドフォン端子、USB2.0ハイスピード対応
電池寿命 約120分(実撮影時間80分) 約340枚
サイズ 90(W)×112.6(H)×54.5(D)o
重量 268g(本体のみ) 311g(撮影時バッテリー・カード含)
ムービー記録時間(8GB時) Full HD:1時間25分
HD-HR :1時間25分
HD-SHQ:1時間53分
TV-HR :2時間46分
TV-SHQ :5時間14分
Web-SHQ:17時間21分
8M:3030枚   4M-H:4080枚
4M-S:6070枚   3.5M〔16:9〕:6730枚
2M〔16:9〕:11300枚   2M:11800枚
0.9M〔16:9〕:24900枚   0.3M:62200枚
3.ケラレ・画質・操作性)

ケラレ

まずデジスコやビデスコで一番気になるのがケラレ方(画面の四隅が暗くなる現象)です。 ザクティHD1000はズーム域の2倍から撮影可能(ハイビジョン・モード)で、これは他のビデオカメラに比べて、 とても扱いやすい値。倍率が高い方が良さそうな気がしますが、実際の撮影では広角側の撮影領域が 広い方が画作りと画質に優れ、そして何よりも鳥が見つけやすいと言えます。高倍率になりがちな ビデスコの中で、ザクティHD1000はケラレに関して成績優秀と言えるでしょう。

1.5倍時 1.8倍時 2倍時
1.5倍時 1.8倍時 2倍時

操作性

操作面ではビデオを撮りたい時は、右側のビデオ撮影ボタン、写真を撮りたい時は左側のレリーズ ボタンを押すだけなので、いちいち切り替える必要がありません。もっとも写真はブレの問題から 付属のワイヤレス・リモコンを使うべきでしょう。撮影ボタンの下側にある十字方向に動くレバーが 各設定を切り替えるスイッチ。ビデスコでは絞り開放が基本なので、A(絞り優先)モードにして 絞りを開放にしましょう。この十字スイッチで露出補正やマニュアルフォーカスもコントロール するのですが、さすがにレバー式のスイッチではフォーカス操作はうまくいきません。フォーカスは マニュアル無限遠にしておきましょう。フォーカス操作は、スコープ本体のフォーカス・ノブで 行うのが基本で、TSN-774と884にはフォーカス操作がやり易い2連タイプなので助かります。

操作性解説1 操作性解説2 操作性解説3

画質

肝心の画質ですが、撮影距離14mでのカワセミで見てみましょう。撮影条件は、朝・真正面からの陽が入ってくる超逆光で試してみました。逆光はレンズ・カメラ共に性能の良し悪しが判ってしまう 厳しい条件です。水面反射に逆光のカワセミがどこまで表現できるか?陽が入り始めの頃は、カワセミの 色と氷がしっかりと表現できています。この時の露出補正は±0、要するに補正なしということでAV(絞り優先) 開放でただ撮っただけなのに、理想的な色合いになりました。これはザクティHD1000の露出設定が優れているのと、 カメラのダイナミックレンジ(暗いところ〜明るいところまで写せる範囲)が広いからで、ビデオ専用のカメラにも 負けない素晴らしい画質です。 画質解説1

次に陽がカワセミに入ってきた状況=正真正銘の真逆光という状況。 通常ではフレアで画面全体が白っぽくなってしまいますが、この状況下でもカワセミの色と止まり木の質感が よく出ています。特にフレアが少ないのはスコープのレンズ性能・コーティングの特性が優れているからで、 この結果には驚きでした。もう少し時間が経った厳しい状況では、さすがにカワセミもシルエット化して しまいましたが、それでも色は残っています。
画質解説2 画質解説3

画質の基本的な傾向は、硬めで色乗りも多く元気が良すぎる傾向で、逆光時にはこの特徴が功を奏して いましたが、順光では逆に画が硬すぎるような感じがしました。しかし撮影距離が長く高倍率で狙う ビデスコでは、この画作りの方が野鳥撮影に向いているかもしれません。 画質解説4
4.総評
今回チェックしたDMX-HD1000は、ハイビジョン・タイプのザクティでは2世代目ですが 初代の解像度が1280×720だったのに対し、1920×1080のフルハイビジョンになっただけでは なく、画質もムービーとして質を語れるほど進化していました。これはスチル・カメラに付いている ムービー機能とは一線を画す仕上がりで、ビデオカメラにも引けを取らない画質と言えるでしょう。 今回はザクティの得意技であるスチル撮影には触れませんでしたが、当然こちらの方もデジカメと して立派に通用する画質を見せてくれました。400万画素という数値は、デジカメの中では今や 少ないと感じられそうですが、ハイビジョンとスチルを1台でまかなえるという魅力の方が勝って いるのではないでしょうか?特に野鳥撮影という一瞬を狙うジャンルでは、カメラを付け替える というロスは考えられず、ビデオとスチルの垣根を限りなく低くしてくれたザクティの利用価値は 正にスチルとムービーを1台で楽しむということに尽きるでしょう。
   
5.作例
を押すと、作例(動画)を見ることができます。
ビデオ・マメ知識
1.ビデスコとは?

ビデスコとはデジスコのビデオ版でデジカメの替わりにビデオカメラを装着したもの。 ほとんどのコンパクト・ビデオカメラに取り付け可能で、生き生きとした野鳥の姿と 声が簡単に撮影できます。焦点距離は約1000〜5000o(35oスチル換算)。プロ用の 機材でもここまでの超望遠撮影は難しいのですが、ビデスコなら気軽に楽しむ事ができます。


2.これからは、綺麗に撮れるハイビジョン・タイプのビデオカメラで撮ろう
ハイビジョンとは、今までのSD方式=640×480(Pixel)に比べ、縦1920×横1080の 約6倍の情報量で高精細に記録する方式。これからのテレビはこのハイビジョン方式に 全面的に移行するので、将来性も保証されている高画質な映像方式。ハイビジョンで撮影 しておけば、決定的瞬間を綺麗な静止画(写真)にすることも可能。それに最近の ハイビジョンカメラには、スチル撮影モードもあるのでデジスコも楽しめてしまうのです。 綺麗な静止画(写真)
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3.今時のビデオ事情

“デジカメ”という言葉が市民権を得た現在、写真はフィルム(アナログ)からデジタルに移行しました。 ビデオも1995年にDVというフォーマットで、デジタル化を遂げています。(デジタルカメラもカシオのQV-10が 発売された‘95年がデジタルカメラ開花の年と言えるでしょう)
DVの記録媒体がテープなので、なんだかアナログ的に見えますが、記録形式は立派なデジタルです。このDV テープでハイビジョン記録を可能にしたのが、2004年に登場したHDVというフォーマット。今でも立派に 通用するフォーマットで筆者も愛用しています。さて今現在、ビデオではどんなフォーマット・記録媒体が あるのでしょう。ここで整理しておきましょう。

■記録フォーマットと記録媒体

記録フォーマット 記録媒体 記録時間
(最高画質時)
特徴
MPEG2方式 テープ 1時間 発売から3年以上が経過し、業務用でも使われ、信頼性があるが最近のトレンド=フルハイビジョンには対応不可
MPEG4方式 内蔵ハードディスク 60〜120GB
7〜14時間
カメラ本体で長時間記録が可能。最近の主流になりつつあり、外部メモリーカードも使えるモデルもある。
外部メモリー・カード カードの容量による 8GBで1時間 記録媒体にメカが無いので、小型化でき信頼性がある。今後の主流となる可能性=大。最新機種は内部メモリーやハードディスクを積んだモデルもある。
DVD 11分 既存の安いDVDを使用できる。ハードディスクや内臓メモリーとのハイブリット・タイプがある。
BD
(ブルーレイ)
1時間 ハイビジョンに適した高容量のブルーレイ・ディスクを使用。今後の発展に期待。ハードディスクとのハイブリット・タイプがある。

※「SANYO」、「サンヨー」、「Xacti」、「ザクティ」、「デジカメ」は三洋電機(株)の登録商標です。

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