<出展レポート編>「信州 白樺峠のタカの渡り」

2018年9月15日~16日に長野県松本市奈川の白樺峠にて
コーワ製品を出展しました。

「タカの渡り」とは、春から秋にかけて繁殖したタカ類が、冬の食物が少なくなる前に
暖かい地方(インドネシアやフィリピン近辺)へ渡って行く事をいいます。
このルートの1つとして、タカ類が乗鞍高原近辺の上空から山を越えていく場所が
「白樺峠」です。多い時には1日3,000羽のタカ類が渡り、
このシーズンは、この渡りを一目見ようと沢山の方々が白樺峠に集まります。

会場では、コーワ双眼鏡とスポッティングスコープを設置しました。
このようなロケーションで、光学製品を試すと製品の良さが非常に伝わります。

通常、肉眼では空の小さな黒い粒にしか見えないのですが、
スポッティングスコープを使えば、それがどのタカ類かが識別できます。
(写真は、TSN-554PROMINARTSN-IP6(iPhone6S)で撮影)

会場のお客様の中には、スポッティングスコープを双眼に改良して
観察されている方もいらっしゃいました。固定する雲台等は全て手作りのようです。

機材設置場所の横でカメラを構えている方々もいらっしゃいました。
何を撮影しているのでしょうか?

その先には、ゴジュウカラとコガラがいました!可愛いですね!
(写真は、TSN-554PROMINARTSN-IP6(iPhone6S)で撮影)

この日は、サシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミなど1074羽が渡りました。
タカの渡りのシーズンは9月中旬から11月頃まで続きますが、
渡るタイミングは、気象条件やタカ類の種によって異なるようです。

タカの渡りの観察地は、白樺峠の他、愛知県の伊良湖岬や長崎県の烏帽子岳、
宮崎県の金御岳など他にもありますので、
皆様も迫力あるタカの渡りをぜひ、体験してみてください。